たまごのひみつ Egg Secrets

日本人が1年間に食べるたまごの数は?

日本人は、一人当たりの年間消費量が300個を超えるたまご好き国民。
ほぼ毎日、たまごを食べている計算になります。

Point

日本人は世界でもトップクラスのたまご好きな国民!

  • 1位 メキシコ 392個
  • 2位 日本 339個
  • 3位 アルゼンチン 322個

年間1人当たり鶏卵消費量(2022年)

※出展:鶏鳴新聞 2023年9月1日「2022年各国データ 国際鶏卵委員会(IEC)報告より」

赤いたまごと
白いたまごの違いは?

親鶏の種類によって、産まれるたまごの色は異なります。
親鶏は大きく分けると白い羽の鶏と茶色い羽の鶏がいます。
白い羽の鶏は白い卵を産み、茶色い羽の鶏は茶色い卵を産むのが一般的です。

Point

栄養価が高いたまごにこだわりたいという場合は、栄養価が高くなるように生産された卵(DHA、ビタミンD/E強化など)を選ぶのが正解です。

日本人はいつからたまごを食べるように
なったのか?

日本では、鶏は昔から存在していたと思われますが、主に観賞用でした。
食べ始めた時期は定かではありませんが、奈良時代の書物には食べたという記述があります。
江戸時代になると行商の卵売りが出現し、「薬食い(くすりぐい)」といって滋養健康のために、薬として食されたようです。
『卵百珍』という料理本も発行されました。弥次さん喜多さんの『東海道中膝栗毛』にも、袋井宿の名物「たまごふわふわ」が出てきます。
ただ、庶民にはまだ手の届かない高嶺の花だったようで、今のように一般的になったのは1955年以降といわれています。

たまごかけごはんはいつから食べられている?

日本で初めてたまごかけごはんを食べたのは、幕末から明治にかけて活躍したジャーナリストである岸田吟香(日本初の従軍記者・実業家・教育家)とされています。『麗子像』で知られる画家、岸田劉生の父親でもあります。

周囲に広めることができるだけの影響力があり、それが文献として実際に記録されたことと、美咲町内に西日本で最大級の養鶏場があり、新鮮なたまごが身近に存在していたという背景があり、たまごかけごはんが考案されたとされています。

Point

生卵を普段から食べられる国は、日本だけ!

日本のたまごが生で食べられるのは、生食を前提とした厳しい衛生管理と、正しい賞味期限の表示制度が浸透しているからなのです。

たまごのチカラ

卵には生命を誕生させるのに必要な栄養がすべて含まれているため、「いのちのカプセル」と呼ばれています。
また、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど多くの栄養素を含んでいるため、「完全栄養食」とも呼ばれています。
完全栄養食とは、ヒトが健康を維持するために必要な栄養素をバランスよく含んでいる食品のこと。
卵はその代表格といわれ、健康や美容への効果があらためて見直されつつあります。

アミノ酸バランスの良い食品と悪い食品ではたんぱく質合成に大きな差

たんぱく質を構成する9種類の必須アミノ酸(体内で合成できないアミノ酸)は、水の入った桶の板に例えられます。
桶に入っている水はたんぱく質です。ひとつでも不足するアミノ酸があると、そこから水は流れ出てしまい、その高さまでしか水をためられません。つまり不足するアミノ酸の量でしか、たんぱく質も合成できないのです。

卵が良質のたんぱく質源として言われているのは、吸収しやすい良質なたんぱく質を含んでいること、また9つの必須アミノ酸がバランスよく含まれることに由来します。

Point
体内でのたんぱく質利用効率

体内でのたんぱく質利用効率

アミノ酸のバランスを示す「アミノ酸スコア」は最高点の100点です。
良質なたんぱく質が豊富に含まれ、体への吸収率も◎

※山内文男、シリーズ<食品の科学>大豆の科学より

卵2個に含まれるたんぱく質は、成人が1日に必要なたんぱく質の約26%!

  • 脳を元気に
    脳を活性化!アルツハイマー病予防にも期待!
    卵黄に含まれるレシチンという成分が最近注目されています。このレシチンにはコリンと呼ばれる成分が含まれており、これが脳を活性化させ、アルツハイマー病を含めた脳の組織の老化防止が期待されています。
  • 生活習慣病の予防に
    よく聞く言葉に「メタボリックシンドローム」がありますが、コリンには中性脂肪の量を調節する働きがあり、内臓脂肪を増やす心配もありません。同時に、コリンには血圧を低下させ、高血圧や高コレステロール血症や脂肪肝などの予防や改善にも効果があるとされています。
  • 体の老化を遅らせる
    生活習慣病や老化の原因である活性酸素。細胞や遺伝子を傷つけたりして動脈硬化を促進します。メチオニンから体内でつくられた抗酸化物質は、からだの毒素や老廃物を排泄し、代謝をよくする働きをします。
  • 風邪に負けない身体に
    卵の白身に含まれているリゾチームには風邪の原因となる細菌などを溶かす働きがあります。おばあちゃんの知恵袋の一つ「卵酒」は、とても理にかなったものだったのですね。

有精卵と無精卵

スーパーのたまごは温めたらふ化するでしょうか?
一般的なたまごは「無精卵」であるため、ふ化しません!
「有精卵」と表示されているたまごは、温めるとヒヨコになる可能性があります。

Point
  • 無精卵
    鶏は受精しなくてもたまごを産みます。このたまごを無精卵と呼びます。多くの農場ではメス鶏のみで飼われているため、すべて無精卵です。
  • 有精卵
    オス鶏とメス鶏を同居させ、交尾して産まれた卵を有精卵と呼びます。約38℃で21日間温めるとヒヨコが誕生します。

たまごの構造

卵の構造は、卵殻(カラ)、卵殻膜(カラの内側にあるうす皮)、
卵白(白身)、卵黄(黄身)からなり、その割合は1対6対3となっています。

たまごの構造
  • クチクラ
    卵殻の最も外側にあるたんぱく質の層で、微生物の侵入を防止します。
    洗卵されることで除去されてしまうため、洗卵しない海外の方が賞味期限が長くなります。
  • ラテプラ
    卵黄の中心にあり、加熱しても固まりません。
  • カラザ
    卵黄に付いた白いヒモのようなもので、卵黄をたまごの中央に固定する、重要な役目があります。
    シアル酸という抗がん物質を含むため、食べた方が良いとされています。
  • ヒヨコになる部分です。
    カラザの働きにより、常に上を向いています。
Point

水溶性卵白はサラサラしています。
濃厚卵白はとろっとしています。

たまごの鮮度の見分け方

鮮度は殻を見てもわからないため、割ってみて卵白の盛り上がりの程度で見分けましょう。
横から見たときに盛り上がりが高いほど新鮮です!

たまごの鮮度の見分け方
Point

濃厚卵白がこんもりとしている方が鮮度の良い卵!

たまごの保存方法

たまごを保存するときは、4つのポイントがあります。

Point
  • 鈍端部を上にして保存
    理由(1)
    鋭端部の方が卵殻が硬いため
    理由(2)
    反対に置くと、「気室」が下から上へ卵内を移動してしまい、品質劣化が早まるため
  • 保存前に水で洗わない
    理由
    洗うと、「気孔」という殻にある穴から雑菌が水と一緒に卵の中に入ってしまう可能性があるため
    ※卵のほとんどは工場で洗卵してから出荷されていますが、汚れが殻の表面に残っていることがあります。気になる場合は、洗わずに拭き取った方がよいです。
  • 冷蔵庫で保存する
    理由(1)
    10度以下で保存することで、細菌の増殖を防ぐことができるため
    理由(2)
    鮮度が高い状態を保つことができるため
    ※常温保存でも大丈夫ですが、細菌が繁殖する可能性があるため、長期間常温保存した場合は加熱してから食べましょう。
  • 生食する場合は冷蔵保存されたものを賞味期限内に食べる
    常温で売られている商品もありますが、冷蔵で売られている商品よりも賞味期限が短いことが多いので注意してください。

たまごの雑学

変わった卵殻

  • ピンホール
    ピンホール
    • 小さい穴が開いているもの
    • 菌が入る可能性があるため加熱してから食べる
  • ザラ玉
    ザラ玉
    • 殻の表面がザラザラしているもの
    • 加齢やストレスによって発生する
  • 点斑卵
    点斑卵
    • 殻の表面に半透明の斑文が見えるもの
    • 加齢やマンガンの欠乏で発生する
  • 半透明のスジ
    半透明のスジ
    • 殻の表面にスジが見えるもの
    • ケージ網で擦った跡やヒビ検査の打痕

変わった卵黄

  • 肉斑卵(ミートスポット)
    肉斑卵(ミートスポット)
    • 卵の殻の成分や卵黄表面の膜が集まったもの
    • 白玉よりも赤玉の方が多い
  • 二黄卵
    二黄卵
    • 産卵開始して間もない時期に発生しやすい
    • 他の卵よりもかなり大きいため除去できる
  • 血卵
    血卵
    • 卵巣や卵管から出血した際に混入する
    • 品質には問題ないが、食用不適卵
  • 二重卵
    二重卵
    • 卵が逆行して次に生まれる卵と一緒になったもの
    • 発生割合は20万個に1個

鶏の
エサで変わるたまご

たまごの色や栄養価は、エサによって変わります。

  • 卵黄の色
    • たまごの黄身は基本的に黄色=トウモロコシの色(カロテノイド色素)
    • パプリカなどを加えるとさらに濃い黄色になる
    • 米を与えると黄身は白くなる
  • 卵の成分
    • 鶏が食べた“エサ”から“たまご“に栄養分が移動する
    • エサにビタミンやDHAを加えると、たまごの栄養が強化される
  • たまごの味
    • ハーブ由来の原料→すっきりした後味
    • ステビア→甘味
Point

エサによりたまごの黄身の色や栄養価、おいしさを作りこみます。

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